自分の天職ってなんだろう?意外と簡単だった「やりたい仕事」の見つけ方

私は今「書くこと」を仕事にしています。フリーランスとしてはまだまだ駆け出しですが、2年ほど前から自分の好きなことを仕事にすることができました。
そして今、その道を突き進んでいるところです。

そんな私も、新卒の時はライターとは全く無関係の仕事をしていました。
職場の環境には恵まれていたので仕事が辛すぎて悩む事はあまりなかったのですが、「自分の人生はこれでいいのかな?」と、いつも思っていました。

今の仕事は自分に向いていないと思う。でも何が自分の天職なのかわからない」「好きなことを仕事にできたら最高だけど、その好きなことが何かわからない」そう思って悩んでいたのです。

その時の私と同じような悩みを持っている人は多いのではないでしょうか?

今日はそんな方たちへ少しでも参考になればと思い、私が「やりたい仕事」を見つけた方法をお話したいと思います。

自分の「やりたい仕事」が何かわからなかった時の私

まず始めに、「好きな仕事」を見つける前の私の状況について軽く紹介したいと思います。

私は大学時代、経済学部でゼミが金融論ゼミナールだったので、就活はその経験が活かせそうな金融機関を中心に受け、銀行に就職しました。

だけど仕事をしているうちに、なんとなく自分のやりたいことがこれじゃないような気がして、「もっと楽しい仕事があるんじゃないかな?もっと自分に向いてる仕事があるんじゃないかな?」と思い始めました。

そこで転職を考え、新しい仕事を探してみたのですが、気づいたら「銀行の経験が活かせる仕事」や「大学で学んだことが活かせる仕事」ばかりを検索していて、結局は銀行で働くのと何も変わらないような気がしてきたのです。

銀行にいれば将来の安定は見えていたので、その安定を捨ててまでやりたい仕事というのが見つからなかったのです。

だけどやっぱり、このままなんとなく働き続ける未来に希望が見出せませんでした

アラジンの魔法のランプ

そのまま「とりあえず3年」の3年が過ぎた頃、このままではダメだと思い、一度頭をリセットすることにしました。

いったん自分の経験や能力を気にせずに、とにかくやりたい事を考えてみようと思ったのです。これが「やりたい仕事」を見つける第一ステップでした。

「あなたのやりたい仕事って何?」と聞かれて答えられない人はたくさんいると思いますが、もしもアラジンの魔法のランプを手に入れて、ジーニーが現れ、「僕がなんでも願いを叶えてあげるよ。あなたのやりたい仕事は何?」と聞かれて答えない人はいないと思います。

だから想像してみるのです。もしも「魔法のランプ」を手にしたら、自分は何になりたいと願うのだろうか。これはもう、本当にやりたいことなので、自分の経験も実力も環境もなんにも考えなくていいんです。

そしたら必ず答えはあるはずです。そしてその答えは「やりたい仕事」を見つける大きなカギになります。その答えが出た時、今まで真っ暗だった目の前の、遠~くの方に光が見えたはずです。

だけど、これだけだとまだ不十分です。「本当にやりたいこと」がわかったとしても、それをそのまま叶えるのはやはり難しいからです。

私がその時に出した答えも、まず叶うはずのない夢でした。だってその答えは、「映画に出たい!(しかもけっこう大きな役で)」だったからw

これはもう少し考える必要がありますね。

(とはいえ、本気でやりたいのなら努力してその夢を本気で叶えるのが一番いいですが)

「やりたい仕事」の範囲を広げてみる

次のステップは、魔法のランプに願った「本当にやりたい仕事」を現実に寄せるために、仕事の範囲を広げてみることです。「本当にやりたい仕事」に似てる仕事や、その周りの仕事を考えてみるんです。

そうすると「やりたい仕事」というよりは、「やりたい仕事の方向性」が見えてくるはずです。

例えば私の答えは、「映画に出たい!」だったのですが、「なぜ映画に出たいのか?」と考えてみました。それは簡単なことで、「映画が好きだから」です。私は自分の人生以外の人生に興味があったので、映画に出ていろんな人の人生を生きてみたかったんです。観るだけじゃ足りなかったんです。

ということは別に、「演技が好きだから女優になりたい!」わけではなかったのです。

そこで、「映画に出る」以外にも映画に関わることができる仕事はないかな?と考えました。すると、いろいろ出てきます。映画監督、映画制作スタッフ、配給会社の社員、映画館の店員、などなど……。

そんな中、私の中でしっくりきた職業がありました。それは「脚本家」です。

それまでストーリーを学んだことはなかったけれど、昔から頭の中にいろんなストーリーを組み立てて遊んでいたことに気づきました。私のやりたいことって、これなんじゃないかな?私はストーリーを作ることで、世間にメッセージを送りたいんじゃないかな?そう思いました。これでやっと、自分の「やりたい仕事」が見つかりました

人によっては、この段階でわりと現実的な職業が見つかるかもしれません。

例えばもしも私がそこで「脚本家」ではなく「映画配給会社の社員」を目指したとしたら、あとは配給会社の転職試験を受けるだけです。他にも選択肢はいろいろあります。

なのでこの段階でどこまで現実に寄せるかどうかは自分次第だと思います。自分にとってしっくりくるところまで広げればいいのです。魔法のランプに願ったことをそのまま叶えたっていいのです。

私の場合、「脚本家」にしっくりきてしまったので、とてつもなく大きな夢を追う事になってしまいましたw

幸い、銀行をどうしても今すぐ辞めたいほど切羽詰まっているわけではなかったので、とりあえず銀行で働きながら脚本の勉強をすることにしました。26歳くらいの時の出来事です。

その時は「今さら未経験で脚本なんか学んで意味あんのかな?」と不安でしたが、30歳を目前にした今、「26歳なんていくらでもやり直しきくわ!」と叫びたいです。

人生に「遅い」ことはあっても、「遅すぎる」ことはないと思います。
後悔しない人生を送りましょう(自分に言い聞かせています)。

ちなみに脚本家という夢ができた私は、「シナリオ・センター」というスクールに通って一から脚本の書き方を学びました。それだけでも、なんだか人生が変わったような気がしました。

同じことの繰り返される毎日に目標ができて、毎週シナリオセンターに通う日がとっても楽しみでした。そして、やはりたくさんのことを学ぶことができました。

方向が合っていれば軌道修正はいくらでもできる

自分の「やりたい仕事」を見つける第三のステップは、「軌道修正」です。「やりたい仕事の方向性」が見えていれば、その中で目的地を変えても大丈夫なのです。

私の場合、シナリオセンターに1年半くらい通って自分の成長も少しずつ感じてきた時、1つの転機が訪れました。
それは、シナリオセンターでできた唯一の(笑)お友達が、恋愛ゲーム制作会社に転職したことです。

それまでがむしゃらに脚本家を夢見ていた私でしたが、「脚本家にならずともストーリーを作れる仕事ってあるんだ!」と気づきました。

そこで私も、思い切って転職活動をしてみることにしたんです。私のやりたい仕事の方向性は「ストーリーを作ること」だったので、すぐに動けるものがあれば動くしかありません。

さっそく恋愛ゲーム制作会社の転職試験を数社受けてみて、幸運にも内定を頂くことができたので、5年間お世話になった銀行を辞めて初めての転職をしました。
銀行の安定を捨てるのは不安もありましたが、後悔は全くしていません。

魔法のランプから始まり、スター女優を諦め(笑)、脚本家を夢見て2年…ついに現実の世界で仕事が変わりました。やりたい仕事が何か全くわからなかった過去の自分には想像もつかなかったことです。

だけど本当の試練はここからです……。

くじけても大丈夫!最後は「方向性」を信じて努力することが大切

軌道修正をしつつ自分の「やりたい仕事」を目指している中で、くじけることは絶対にあります。

「なんでこんなことやりたいって思っちゃったんだろう」「これ、本当に自分のやりたいことなのかな?」と悩む時がくると思います。それは当たり前のことで、もしその仕事が未経験ならなおさらです。

それでもその仕事は、自分が欲望のまま魔法のランプに願った「本当にやりたい仕事」の方向性に従って決めた仕事ですから、必ず自分の天職になる日が来るはずです。世の中で好きに勝るものはありませんから。

だからあとは、信じるのみです。信じて突き進み、その中で何度でも軌道修正をすればいいんです。方向性だけ間違えなければ。

私の場合、転職先の会社で完全に自信を失いました。脚本家になりたいなんて夢みたいなこと言っておいて、自分の能力のなさを実感したからです。

さらに正社員として会社に入ったので、ストーリーを考える以外にもたくさんの仕事があり、仕事に忙殺される日々が続きました。

だけどそんな中、やっぱり「シナリオを書く」ことは楽しかった。できることなら、シナリオだけ書きたい。シナリオライターになりたい。自然とそう思い始めました。

だから内部で2年間働いた後に独立して、フリーのシナリオライターになったのです。今は家でシナリオを書きながらお金をもらえる日々がとても幸せです。(駆け出しなのでまだ安定はしていませんが……)

最近は今後のために、シナリオの他にも「書く」ことでお金のもらえる仕事に手を出そうと思っています。そして諦めが悪いですが、まだ脚本家の夢も捨て切れていませんので勉強を続けています。

今まで何度もくじけました。もう何もかも辞めて以前のように企業の一般職でコツコツ働こうと思ったこともありました。だけどやっぱり、1度「楽しい」と思ってしまったことは辞められないもので、無理やり辞めたら絶対に後悔すると思います。

だからなんとかこの道で食べて行けるように頑張ろうと思います。

思いのほか長くなってしまいましたが、これが私の「やりたい仕事」を見つけた方法でした。少しでも参考になったら幸いです。

まとめ

長々と書いてしまいましたが、つまり幸せな将来に向かうための方法は「自分の願望に正直になること」と、「失敗を恐れない事」だと思います。

遠慮せずに、周りの目も気にせずに、自分がやりたいことをやってみるだけです。

もしも魔法のランプに、「仕事をしたくない」とか、「結婚して相手に養ってほしい」とか願いたい人は、遠慮せずにその道を進めばいいと思います。本当に心からそう思っているなら、その道でいいと思います。ただしプロになる必要があります。方向性は何かあるはずです。

1度しかない人生なので、どんなに時間をかけてでも自分の生きやすい道に向かって歩きたいですね。